魔々勇々 第20話 「ようこそツールフ遊園地へ」 感想考察

魔々勇々

「あの時の言葉忘れてやんねぇぞ」

「俺達でミネルヴァを取り返す!」
負傷してしまい戦いに参加できないことに負い目を感じているラルフに対して、コルレオは彼の決意を思い出させて励ました。
ラルフの「三人のために命を使う」という意志を大切にして声をかけるところがコルレオのいいところ。
「俺達で」というのも仲間って感じがしていいんだよなあ。
男同士言葉はあまり多くないけど、アツい会話だった。

「遊びじゃねェ気合いれてくぞ!!」

「だれも遊びとか思ってなくね?」と思ったら、次の舞台は遊園地!

ツールフ遊園地、ツールフってなんか聞いたことあるようなと思ってたら、
「僕はポンチ!!」
フルーツポンチか!ってなった。
フルーツを逆から読んだらツールフになる。
ただ、遊園地にフルーツの要素があるわけでもなかったから、フルーツポンチに何の意味があるのか分からない。
ポンチを反対から読んだら…っていうのは、ツイッター見て気づいた。

ツールフがあるのはグリハマ区。
これもなんか聞き覚えあるなと思った。
もしかしてグリハマは舞浜から来てる??
グリはよくわからないけど。

「モニカもう8歳なのよ 仕事は完璧にこなすスーパーウーマンなのよ!」

からの即落ち。かわいい。幸せになってくれ。

モニカは普通の人間の姿にもなれるっぽいな。
なんで普段から体の一部を獣にしてるんだ?
紋章術の燃費がかなり良いのか?

「コッコルレオ君…私24歳ですよ!? 仕事と私情はちゃんと分別がつきます!!」
からの即落ち。
多分モニカより楽しんでる。
エリシアがコーヒーカップ回しすぎて、モニカ気持ちわるくなってるし笑。
今回はコロコロ変わるエリシアの表情や様子に魅せられたな。
そわそわそわしながら遊ぶのを我慢していたりモニカと一緒にはしゃいだりする姿やホットドッグを初めて食べての感動と衝撃と幸福の表情と読んでいて楽しかったが、「とても羨ましいです」と切なげな表情には少し胸が締め付けられた。

ぴょこっ

「嬉しそうです 照れてます 可愛いですねモニカちゃん」
エレシアの言う通り、褒められて耳が出てしまったモニカ可愛い。
思わず紋章術を発動してしまったのは、それだけ嬉しくて感情が昂ぶったということ。
2話でコルレオも墓地へ向かうときに、魔人の子にお礼を伝えられて込み上げた嬉しさから無意識に紋章術を使ってたな。

こんな感じに耳が出たのは最初は嬉しいという感情に呼応し特に意味なく紋章術が発動してしまったと考えたが、褒めてくれた人たちの言葉が嘘かどうか聞き分けるためかもしれないと読み返して思った。
もちろんモニカは褒めてくれた人のことを疑って嘘を聞き分けようとしたわけではない。
もしそうなら、耳が出てから照れるはず。実際は、照れだした後かほぼ同時に耳が出た。
嬉しさに呼応して、無意識に紋章術を使ったのは確かだろう。
しかし、無意識の中でも耳が出たのは、元の世界で嘘をついて利用しようとする人間が多くいつも嘘を見抜く耳を使っていたせいで、嘘を聞き分ける目的意識を潜在的にもってしまっていたからではないだろうか。
初見ではぴょこってなるモニカ可愛いとしか思わなかったけど、元の世界でのことを考えると切なくなる。

まとめ

今回はストーリーの本筋の勇者探しをしながらも、日常回のような感じがした。
エリシアとモニカが遊園地を楽しんでいたり、3人で観覧車に乗っていたりしているところを読んでいて自分も楽しく幸せな気持ちになった。その一方で、彼女らの元の世界のことを感じさせる描写には切なくなる。

ここからは妄想。
すべての異世界はもとは1つの世界だったというのはないかな。
パーシモット大陸の変な形は、特に理由付けが必要だとも思わないけど、大陸ごとバラバラになって異世界に飛んだから。
最終的には元通り1つの世界になって、みんな一緒の世界で生きるようになる。
今までは、物語終盤にコルレオたちには別れのときがくると思ってたけど、今週話を読んでエリシアたちの今の幸せがずっと続いてほしいと思ってしまった。

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